スタートレック中毒記


 ちーす、眠田直です。

 おそらくわし、この本の中じゃえれー浮いてると思います。なんせたじまさんより10歳も年上だもんなぁ。
 たじまさんと最初に出会った頃、スタトレの話してたら、彼女は「クリンゴン人は善人」と思ってて、クラクラするくらいジェネレーションギャップを感じました。昔の「宇宙大作戦」じゃ単に「色の濃い、悪いオッサンの集まり」だったんだよぅ、クリンゴンって(笑)。

 で、この同人誌の中じゃ、一番古参ファンっていう扱いになるんだろうけど、もともとカーク・スポック・マッコイの三人漫才による旧シリーズが好きだった私にとって、「新スタートレック」以降の面白さにハマったのは、割とここ4〜5年くらいの事だったりします。そういう意味ではファン歴は同じくらいかな?
 実は「新スタトレ」って、日本でのTV放映前に「スタートレック’88」なんつーヘナチョコなタイトルでビデオ入ってきてたんだけど、この時は観ても全然ピンと来ませんでした。まぁ実際に「新」の最初の方(第1〜2シーズン)って、まだギコチなくて面白くないんだけど。

 スタートレックが、本国アメリカに比べて日本じゃマイナーなのは、この「なじむまでに時間がかかる」ってトコが弱点なんだと思います。はっきり言って「スターウォーズ」とかに比べると地味だし、設定やストーリーもややこしいしね。
 ただ「慣れるとおいしいクサヤの干物」なので、いったんハマってしまうと、際限なくこの世界に没入してしまう危険な魅力がスタトレにはあるのだな。私自身「スタートレックが好き」というのは、他の作品を「好き」になるのとは、ちと違う感覚があります。 そう!「中毒」に近い感じ。

 今、CSのスーパーチャンネルで毎日1話づつ「新スタートレック」をやってるんだけど、どうも夜11時からのコレを観ないと、落ち着いて寝れないの。もう3べんくらい観てるエピソードばっかしなんだけどねぇ。
 その上「ディープスペースナイン」や「ヴォイジャー」なんかもあるんで、コレに新・旧・アニメを合わせると、毎日1話づつ見ても3年分くらいのストックは優にあるのが、スタトレ物量王国のコワイところ。一度スタトレジャンキーになっちゃうと、もう一生抜けられないんだぜ。しくしく。

 さらに、1年に1度はスーパーチャンネル特番の「24時間スタートレック」が、2年に1度は「劇場版」というキョーレツな麻薬まで打たれちゃうしなー。99年の4月にも「インサレクション」来るんだよなー。社会復帰できるかなー、わし。

PS:
 キャラクターでは「ディープスペースナイン」に出てくる、カーデシア人の仕立屋ガラックさんが一番好きです。
 元スパイで、他人を信用しないし、全然素直じゃないし、天性の嘘つきですけど、イイ奴なんだな、これが。
 DS9・42話「義務と友情」は何度観ても泣けるっす。


》》》トップメニューに戻る

》》》コラムのページに戻る